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2026.01.26
ドライマウス(口腔乾燥症)の原因と対策方法を解説
こんにちは、渋谷マロン歯科Tokyoです。「最近口の中がよく乾く」「食事の時に飲み物が手放せない」と感じていませんか。このような症状はドライマウス(口腔乾燥症)の可能性がありますが、軽度な症状だからと放置している方も多いのではないでしょうか。しかし、ドライマウスは虫歯や歯周病などを引き起こすリスクがあります。一方で、適切な対策を早期に行えば症状の改善が十分期待できます。
今回は、ドライマウスの症状や原因、放置するリスク、そして具体的な改善方法について詳しく解説します。
ドライマウス(口腔乾燥症)とは
ドライマウス(口腔乾燥症)とは、唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥状態になる病気です。口の中がパサパサと乾いて不快感を覚える症状で、現代人に増加している傾向があります。女性により多く見られる特徴がありますが、加齢やストレス、薬剤の副作用など原因は様々です。
軽度の段階では口の中のネバネバ感やヒリヒリした痛み、虫歯の増加、口臭の悪化などが現れます。症状が進行すると、舌の表面にひび割れが生じたり、食事や会話が困難になったりします。重篤な場合は不眠症状まで引き起こす可能性も。
単純な水分不足と軽視されがちですが、実際には全身の健康に関わる症状です。
ドライマウスの原因
口腔内の乾燥を引き起こす原因は、日常生活における習慣から薬剤や疾患に至るまで、複数の要因が複雑に絡み合って症状を発生させています。どのような原因があるのか、詳しくみていきましょう。
薬剤の副作用
薬を飲み始めてから急激に口の渇きを感じるようになった場合、薬剤の副作用が原因として考えられます。多くの医薬品には唾液分泌を抑制する作用があり、特に抗うつ薬や抗ヒスタミン薬などでこの副作用が報告されています。処方薬だけでなく、市販薬でも同様の症状が現れる場合があります。薬の服用開始時期と症状の出現時期が一致する場合は、医師や薬剤師に相談してみましょう。
ストレスと緊張による自律神経の影響
精神的な緊張状態や慢性的なストレスは、自律神経のバランスを乱し、唾液分泌に影響を与えます。人間は緊張や不安を感じると交感神経が優位になり、唾液を分泌する副交感神経の働きが抑制されます。現代社会における継続的なストレス環境は、この症状を慢性化させる要因となっています。
自律神経に影響が出ている場合、リラクゼーション法やストレス管理などを行い、心理的な要因を軽減させる取り組みが重要です。定期的な休息とメンタルケアをすることで、症状の改善が期待できます。
食事の際の咀嚼が少ない
現代の食事は柔らかい食品が中心となり、十分に咀嚼する機会が減少しています。例えばファストフードや加工食品の摂取が増え、硬い食材を噛む機会が失われているのが現状です。唾液は顎の動きによって唾液腺が刺激されて分泌されるため、咀嚼回数の減少は間接的にドライマウスにつながります。
意識的に咀嚼回数を増やし、顎の筋肉を活用する食習慣にすることが重要です。食事時間を確保し、ゆっくりと味わいながら食べる習慣を身につけましょう。
口呼吸の習慣化
口呼吸をすると口腔内の水分が継続的に失われ、乾燥状態が進行してドライマウスを引き起こします。例えばマスク着用の長期化により無意識のうちに口呼吸が習慣化している方や、慢性的な鼻炎やアレルギーが原因の方などが当てはまるでしょう。本来、人間は鼻で呼吸するよう設計されていますが、現在はこのような要因により口呼吸が常態化している人が増加しています。意識的に鼻呼吸を心がけ、必要に応じて鼻腔の治療を受けることで、症状の改善が期待できます。
疾患による影響
ドライマウスは口腔内の問題だけでなく、全身の病気に伴う症状として現れることもあります。糖尿病では血糖値の上昇により体内の水分バランスが崩れ、唾液分泌量が減少します。貧血や脱水症状も同様に、体内の水分や栄養素の不足が唾液の質と量に影響を与えます。また、加齢に伴う変化として、唾液腺の機能が自然に低下する傾向があります。
このような要因は日常生活の工夫だけでは改善が困難な場合が多いため、医療機関での適切な診断と治療を受けましょう。
ドライマウスを放置するリスク

ドライマウスを軽視して放置すると、口腔内だけでなく全身の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。唾液には口腔内を清潔に保つ重要な役割があり、その機能が低下すると以下のような様々な疾患のリスクが高まります。
・虫歯・歯周病の発症リスクの増大
・誤嚥性肺炎による重篤な合併症
・感染症への抵抗力低下
・口臭の悪化
これらの症状は相互に関連し合い、1つの問題が他の健康トラブルを引き起こす悪循環を生み出します。特に高齢の方の場合、誤嚥性肺炎が生命に関わる重大な疾患となる可能性があるため、早期の対策と治療が不可欠です。口の乾燥は単なる不快感ではなく、全身の健康状態に関わる重要なサインとして捉える必要があります。
ドライマウス|セルフチェック
ドライマウスかどうか、以下の項目でご自身の症状をセルフチェックしてみましょう。
・口腔内の乾燥が3ヶ月以上継続している
・夜間にのどの渇きで目が覚める
・パンなど乾いた食べ物を飲み込む際に水分が必要
・無意識のうちに水分摂取量が増加している
・口臭が以前より気になるようになった
・口の中がネバネバして不快感がある
・口のネバつきにより会話がしづらい
・食事の味を薄く感じるようになった
・入れ歯により口の中が傷つきやすい
・顎の下に原因不明の腫れがある
これらはドライマウスでよく見られる典型的な症状や感覚です。2つ以上該当する場合はドライマウスの可能性があります。複数の項目に当てはまる方は、適切な対策をおすすめします。
ドライマウスへの対策
ドライマウス対策には、日々の小さな工夫の積み重ねが重要です。多くの場合、セルフケアによる改善が期待できます。
自分でできるドライマウス改善方法
ドライマウス対策は、生活習慣の見直しから始まります。以下の方法を組み合わせて実践してみましょう。
生活習慣を改善する
・アルコール・カフェインの摂取量を抑える
・禁煙する
・規則正しい生活リズムを維持する
・室内の湿度を管理する(40〜60%が理想)
食事・咀嚼の工夫をする
・噛み応えのある食材を積極的に摂取する
・十分な咀嚼を心がける(一口30回以上)
呼吸法とストレス管理する
・意識的な鼻呼吸の習慣化
・リラクゼーション法の実践
・趣味の時間の確保
口腔機能を積極的に使用する
・会話をしたり歌をうたったりして意識的に顔の筋肉を動かす
このような対策を継続的に実践することで、ドライマウスの改善が期待できます。
ドライマウスの方におすすめしたい食べ物

ドライマウスの対策には、唾液分泌を促進する食品を日常の食事に取り入れることが効果的です。以下のような食材を意識的に摂取してみましょう。
酸味のある食べ物
・レモンなどの柑橘類
・梅干し
・酢の物
酸味のある食べ物の摂りすぎは歯を溶かす「酸蝕症」を引き起こす恐れがあります。唾液には、酸にさらされた歯を修復する「再石灰化作用」や、酸を中和する「緩衝能(かんしょうのう)」があります。ドライマウスの方はこの機能が弱いため、通常の人よりもはるかに酸蝕症になりやすい傾向があります。酸味のある食べ物を摂取した後は水で口をゆすぐ、だらだら飲食をしない、寝る前は控えるといった点を心がけましょう。
よく噛む必要のある食材
・するめやタコなどの乾物類
・ナッツ類
・固いパンやクラッカー
・固めの果物や根菜類
唾液促進成分を含む食品
・昆布
・納豆
※昆布や納豆のネバネバ成分(うま味成分であるグルタミン酸など)が、味覚刺激を通じて唾液分泌を強力に促進します。
その他の方法
・ガムを噛む習慣(咀嚼運動により唾液腺を刺激)
これらの食材をバランス良く日常の食事に取り入れることで、ドライマウスの症状改善が期待できます。
自分で対策しても改善しない場合は歯科医院へ

セルフケアで改善が見られない場合は、まず歯科医師にご相談ください。
歯科では問診や口腔内の検査を行い、症状の原因を調べます。一般的に症状を和らげるケアや生活習慣・セルフケアのアドバイスを行います。
ドライマウスの原因が糖尿病や薬の副作用など、歯科以外の要因と考えられる場合は、必要に応じて医科受診をおすすめすることもあります。一人で悩まず、まずはお近くの歯科医院で相談してみてください。
ドライマウスでお困りの方は、症状が軽いうちに歯科医師に相談することをおすすめします。
渋谷マロン歯科Tokyoでは、ドライマウスをはじめとした口腔内の様々なお悩みに対応しております。口の乾燥や違和感など、気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。患者様一人ひとりの症状に合わせた適切な診断と治療をご提案いたします。
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