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2025.11.21

歯石を放置する5つのリスクと自分で除去しようとする危険性

こんにちは、渋谷マロン歯科Tokyoです。歯石は単なる汚れと思われがちですが、実は放置すると口臭や歯周病から全身疾患まで、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。また、自分で歯石を除去しようとすることも危険な行為です。

今回は、歯石を放置することで起こる5つのリスクと、自分で除去しようとする際の危険性について詳しく解説します。歯科医院でのメンテナンスの重要性も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

歯石とは

口腔内に蓄積する歯石は、歯垢が唾液中のミネラル成分によって硬化した物質です。一度形成されると歯磨きやフロスでは除去できない硬さに変化し、表面のザラザラした性質が新たな歯垢の付着を促進します。歯石は単なる見た目の問題ではなく、歯周病や口臭といった様々な口腔トラブルの原因となるため、歯石の形成を防ぐ適切な予防と除去が重要になります。

歯石と歯垢の違い

歯垢とは水分が8割を占め、残りの大部分を細菌が構成する柔らかい汚れです。歯垢は食事後約8時間で形成されますが、粘着性があるため歯ブラシで除去が可能です。

一方、歯石はリン酸カルシウムが主成分となった硬い物質で、水分はほとんど含まれません。石のような硬さで表面がザラザラしているため、日常のブラッシングでは取り除けません。歯垢を適切に除去せずに放置すると唾液中のミネラル成分が歯垢に結合して硬化が進むため、2〜3日で歯石へ変化します。

渋谷マロン歯科Tokyoでプロによるお口のクリーニング

PMTC|歯石を放置する5つのリスクと自分で除去しようとする危険性|渋谷の歯医者なら渋谷マロン歯科Tokyo

日常のブラッシングでは限界があり、歯間や歯ぐきの境目など細かな部分には汚れが残りがちです。渋谷マロン歯科Tokyoでは専用器具を使ったPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)により、歯と歯の間や歯ぐきの隙間に溜まった歯垢や歯石、着色汚れを徹底除去します。やわらかい特殊器具を使用するため痛みはなく、処置後は歯がツルツルになり汚れも付着しにくくなります。当院では担当歯科衛生士制を導入し、患者様一人ひとりの磨き方の癖を把握した個別ブラッシング指導やご自宅でのケア方法など、アドバイスも提供しています。治療後の良好な状態を維持するには、ご自身で行う日常のケアとプロによるお口のケアを組み合わせて行うことが重要です。

予防・メインテナンス|渋谷マロン歯科Tokyo

歯石を放置する5つのリスク

歯石がついた歯|歯石を放置する5つのリスクと自分で除去しようとする危険性|渋谷の歯医者なら渋谷マロン歯科Tokyo

歯石を放置すると、口腔内の問題にとどまらず全身の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。ザラザラした表面が細菌の温床となり、様々なトラブルを引き起こすおそれがあるため、早期の対処が重要です。

1.歯周病で歯を失うリスク

歯石を放置すると歯肉炎から歯周病へと進行し、最終的に歯を失う可能性があります。ザラザラした歯石表面にはさらなる歯垢が付着しやすく、細菌増殖の悪循環が始まります。炎症が進行すると歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が深くなり、そこにも歯石が蓄積。そのままさらに放置してしまうと炎症が歯根膜や歯槽骨まで進行し、顎の骨が溶けて歯を支えられなくなってしまうのです。歯周病は進行していても痛みを感じにくいため、気づいた時には抜歯が必要な状態になっている場合が少なくありません。

2.口臭が強くなるリスク

丁寧な歯磨きやマウスウォッシュを使用しても改善されない口臭は、歯石が原因の可能性があります。歯と歯ぐきの境目に蓄積した歯石は細菌の温床となり、口臭の原因となります。細菌の繁殖を根本から抑制するには歯石除去が不可欠で、表面的なケアだけでは限界があります。継続的な口臭にお悩みの方は、根本的な解決のためにも早めの対処がおすすめです。

3.歯ぐきに腫れや出血が起こるリスク

歯石が蓄積している歯と歯ぐきの境目は細菌の温床です。細菌により歯ぐきが刺激を受けると、腫れや出血といった炎症症状が現れ、歯周病が発症します。初期段階の軽微な腫れや出血から始まった炎症は、放置すると歯根膜や歯槽骨へと波及します。歯を支える重要な組織が破壊されると、最終的には歯を維持できなくなり抜歯が避けられない状態になることも。炎症の進行は段階的で、早期では自覚症状が少ないため、定期検診による早期発見と適切な治療が歯の保存には欠かせません。

4.歯の見た目が悪化するリスク

歯石の付着により歯の色調が悪化し、見た目に大きな影響を与える可能性があります。また、歯石周辺には着色物質が蓄積しやすく、歯の美しさが損なわれてしまいます。見た目の問題は笑顔への自信にも影響するため、定期的な歯石除去により美しい歯を維持することが大切です。

5.全身疾患へつながるリスク

歯石によって引き起こされる歯周病は、口腔内の問題にとどまらず全身疾患のリスク要因となります。歯ぐきの血管から侵入した歯周病菌が体内を巡回し、以下のような様々な疾患を誘発、または悪化させます。

・糖尿病:血糖コントロールが困難になり病状が悪化
・心疾患・脳疾患:動脈硬化が促進され心筋梗塞や脳梗塞のリスクが増大
・誤嚥性肺炎:口腔内細菌が気管に入り肺で炎症を発症
・妊娠への影響:早産や低体重児出産の危険性が高まる

このように歯石は口腔内だけでなく、全身の健康に広く影響を与える可能性があります。

歯石を自分で除去しようとする危険性

歯石は一度形成されると石のように硬くなり、家庭用のケア用品では除去できません。自分で除去しようとする行為は効果がないばかりか、歯や歯ぐきを傷つける危険性があります。

強すぎるブラッシングの危険性

どれほど強い力を加えても歯ブラシでは歯石を取り除けません。逆に健康な歯ぐきを傷つけたり、歯の表面のエナメル質を削ったりしてしまうおそれがあります。歯ぐきが傷つくと出血や腫れを引き起こし、エナメル質が削れると知覚過敏や虫歯のリスクが高まってしまうのです。「強く磨けば取れる」という誤解は危険で、口腔環境を悪化させる原因となります。ブラッシングは軽い力で優しく行いましょう。

市販スケーラーを使用するリスク

スケーラーとは、歯科医院で歯石除去に使用される先端が尖った専用器具です。これに似た製品がネット通販で販売されていますが、口腔内の限られた視野での作業は手探りとなり、歯のエナメル質や歯ぐきを誤って傷つける危険性があります。専門的な知識と経験なしに適切な角度や力加減を調整するのは困難で、歯や歯ぐきの損傷を招く恐れがあります。自己流の歯石除去は、短期的な費用削減を目的としても、結果的に高額な修復治療が必要になるリスクを抱えています。安全性を考慮すれば歯科医院での処置が最適です。

歯科医院での歯石除去の頻度

歯科医院での歯石除去は、3〜6ヶ月に1回の頻度で受けることをおすすめします。この間隔は一般的な歯科定期検診のタイミングと合致するため、検診と同時に歯石除去を行うケースがほとんどです。ただし、歯石の蓄積スピードや付着量には個人差があり、中には1〜2ヶ月ごとの除去が必要な方もいらっしゃいます。特に歯周病の既往歴がある方は、病状の安定を維持するため1〜2ヶ月間隔での歯石除去が重要になります。渋谷マロン歯科Tokyoでは患者様の口腔状態に応じて適切な間隔を歯科医師が判断し、個別にメンテナンススケジュールをご提案いたします。

歯石は放置せず専門的なケアを受けましょう

渋谷マロン歯科Tokyoの歯石除去|歯石を放置する5つのリスクと自分で除去しようとする危険性|渋谷の歯医者なら渋谷マロン歯科Tokyo

どれほど丁寧にブラッシングを行っても、歯ブラシが届かない箇所には汚れが蓄積し、やがて除去困難な歯石となってしまいます。歯石は一度形成されると非常に硬く、自分での除去は口腔内を傷つける危険性もあります。歯石を放置すると口臭の悪化、歯ぐきの腫れや出血、さらには歯を失うリスクや全身疾患まで様々な問題を招くため、定期的に歯のメンテナンスを行うことが重要です。

渋谷マロン歯科Tokyoでは専用器具を使ったPMTCにより、歯と歯の間や歯ぐきの隙間に溜まった歯垢や歯石を徹底除去いたします。痛みのない処置で歯がツルツルになり、汚れも付着しにくくなります。担当歯科衛生士制により患者様一人ひとりの磨き方の癖を把握し、個別ブラッシング指導も提供しています。歯石に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

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監修者情報

佐藤 年彦

院長

佐藤 年彦

2013年 神奈川歯科大学歯学部 卒業
2021年 渋谷マロン歯科Tokyo 開業

歯医者が苦手な方も、ハイレベルな歯科診療を受けたい方も、あらゆる方に満足いただける歯科診療をお届けします。お口のことでお困りのことがあればお気軽にご相談ください。