お知らせ・ブログ・症例
Blog
- 渋谷の歯医者「渋谷マロン歯科Tokyo」TOP
- お知らせ・ブログ・症例
- ブログ
- 銀歯を白い歯に替える治療法とは?セラミック、コンポジットレジン(CR)など素材ごとの違いを解説
2025.07.14
銀歯を白い歯に替える治療法とは?セラミック、コンポジットレジン(CR)など素材ごとの違いを解説

こんにちは、渋谷マロン歯科Tokyoです。「銀歯が目立って気になる」「笑ったときに銀歯が見えるのが嫌だ」ーーそんな風にお悩みの方は少なくありません。近年では、機能性はもちろん、見た目の美しさや体へのやさしさを求めて、銀歯を白い歯に置き換える方が増えています。今回は、銀歯を白くする治療の方法や素材の違いについて解説していきます。
銀歯を白い歯にするメリット
銀歯を白い歯に変えることで、見た目が自然になるだけでなく、健康面や将来の歯の寿命にも良い影響をもたらします。
見た目が自然になり、笑顔に自信が持てる
銀歯は話したり笑ったりしたときに目立ちやすく、気になって思いきり笑えないという方も少なくありません。 白い歯に変えることで、周囲の歯と自然に馴染み、「治療した歯」とは気づかれにくくなります。 見た目がきれいになることで、第一印象も良くなり、仕事やプライベートで自信を持って笑えるようになります。
健康面での不安が減り、口元に安心感が生まれる
銀歯にはパラジウムなどの金属アレルギーの原因となる成分が含まれており、体質によっては皮膚トラブルや全身症状を引き起こすことがあります。 また、長期間の使用による色素沈着で歯ぐきが黒くなる「メタルタトゥー」の心配もあります。 銀歯をセラミックやジルコニアなどの白い素材に変えることは、見た目を良くするだけでなく、健康リスクを減らすことができる“体へのやさしさ”も大きなメリットです。
虫歯の再発予防になり、天然歯の寿命を延ばす
銀歯は、強度は高いのですが、噛む力や温度によって変形することがあります。そうすると天然歯との間に隙間ができて汚れが入り込み、虫歯や歯周病の原因となります。一方、白い歯の素材は、種類にもよりますが変形しにくい上、より精密な設計・製作ができるためすき間ができにくく、虫歯・歯周病の予防にもつながります。表面に汚れや着色がつきにくい点も特徴です。「きれいになるだけでなく、今ある歯を大切にしたい」という方にとって、白い歯への交換はとても理にかなった選択と言えるでしょう。
銀歯を白い歯にする治療法
銀歯を白い歯に変えたいと考えたとき、大きく分けて「保険診療」と「自費診療」の2つの治療の選択肢があります。それぞれ素材ごとに解説します。
保険診療でできる白い歯の治療法
■コンポジットレジン(CR)
小さな銀歯であれば、コンポジットレジンという保険適用の歯科用プラスチックに替えて、歯を白くすることが可能です。ただし強度が弱く、噛む力が強くかかる場所や、広い範囲に入れる場合は欠ける恐れがあるため適応できないこともあります。また、コンポジットレジンは吸水性があるため時間が経つと変色しやすく、摩耗することもあるため、長期的な使用には注意が必要です。
■硬質レジン前装冠
硬質レジン前装冠は、金属フレームの表に白いレジンを貼り付けたものです。前歯に使用した際は保険適用となります。見た目は白く、中身は金属なので強度に優れていますが、先述した銀歯のデメリットが生じる、レジンは変色の可能性があります。
■CAD/CAM冠
CAD/CAM冠はレジンとセラミック(陶器)を混ぜた「ハイブリッドレジン」を、コンピューターで設計、機械で削り出して作る、精度の高い詰め物・被せ物です。ほぼ全ての歯で保険適用となりますが、奥歯の使用には条件があります。強度はコンポジットレジンより優れ、銀歯やセラミックには劣ります。
自費診療でできる白い歯の治療法
■セラミック
美しい見た目と高い機能性を求めるなら、セラミックを使用する方法もあります。セラミックは吸水性が低いためプラスチックのように変色の心配がなく、強度や耐久性にも優れていることから、奥歯の大きな詰め物や被せ物にも対応可能です。自然な透明感とツヤがあり、まわりの歯と違和感なくなじむ他、表面が滑らかで汚れがつきにくく、衛生面でもメリットがあります。
セラミックには、すべてセラミックでできた「オールセラミック」、レジンを混ぜた「ハイブリッドセラミック」、ニケイ酸性リチウムガラスを主成分とした「e-max(ガラス系セラミック)」などの種類があります。それぞれに審美性や強度、適している歯の箇所、治療費などが異なります。
■ジルコニア
ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる、強度の高いセラミック素材の一種です。耐久性が高く、奥歯など噛む力が強くかかる部位にも適しています。表面がなめらかで汚れがつきにくく、虫歯や歯周病のリスクも抑えられます。ジルコニアには、すべてジルコニアでできた「オールジルコニア」のほかに、表面に着色加工をしてより自然な見た目にした「ジルコニアステイン」、表面にセラミックを焼き付けた「ジルコニアセラミック」など、より審美性を追求した種類もあり、白く自然な仕上がりが可能です。
■メタルボンド
メタルボンドは、金属の外側にセラミックを焼き付けたものです。通常のセラミックよりも強度が高く、歯ぎしりをしてしまう方や、長年にわたって安定した使用を望む方に向いており、比較的安価であることがメリットです。強度重視の方に適していますが、歯ぐきとの境目に金属が見えたり、歯ぐきが黒ずんだりするリスクもあります。
レジン(保険診療)とセラミック(自費診療)の違い
レジンとセラミックの最大の違いは、「美しさ」と「耐久性」にあります。レジンはセラミックに比べて柔らかく、噛み合わせにやさしい素材ではあるものの、時間が経つにつれて摩耗や変色が起こりやすく、見た目の美しさが損なわれてしまうことがあります。また、強度の面でも衝撃に弱く、奥歯など噛む力が強くかかる場所には不向きな場合があります。
セラミックは天然歯のような透明感とツヤを再現できるため、一見すると治療したとわからないほど自然な仕上がりが可能です。さらに、変色や摩耗がほとんどなく、長期にわたって美しさと機能性を維持できます。
銀歯を白い歯に替えたあとの注意点
白い歯にした後も、日々のケアが欠かせません。美しさと健康を保つための注意点をお伝えします。
噛み合わせや歯ぎしりに注意する
白い歯に使われるセラミックなどはとても丈夫な素材ですが、強い歯ぎしりや食いしばりがある方の場合、素材が割れてしまったり、周囲の歯を傷めてしまったりすることがあります。治療後に噛み合わせが気になる場合はすぐに相談しましょう。また、マウスピースなどのナイトガードを使うことで、歯への負担を減らすことができます。
定期的なメンテナンスを受けることが大切
白い歯にしたからといって、虫歯や歯周病にならないわけではありません。天然の歯と同じように、適切なブラッシングと定期検診がとても大切です。セラミックなどは汚れがつきにくい性質がありますが、歯と歯ぐきの境目や接着部分から菌が入り込むリスクがあるため、専門的なケアで清潔に保ちましょう。
食べ物や生活習慣にも少し気をつけて
白い歯の素材は変色しにくいものが多いですが、コーヒーや赤ワインなどの強い着色成分を持つ食べ物や飲み物を頻繁に摂ることで変色し、周囲の天然歯との差が目立つことがあります。 また、タバコのヤニも歯の美しさを損なう原因になるため、禁煙や節煙もおすすめです。毎日の習慣を少し見直すことで、白い歯の美しさをより長くキープすることができます。
銀歯を白い歯にして見た目も美しく
渋谷マロン歯科Tokyoでは院内に技巧所を構え、専属の歯科技工士が常駐しています。治療を担当する歯科医師と、補綴物を作る歯科技工士がスムーズに連携をとれるので、より精度の高い詰め物・被せ物を作製できます。また、患者様のご要望を歯科技工士に直接伝えていただくことも可能です。
当院では「見た目の美しさ」と「機能性」の両立を目指し、単に「銀歯を白い歯にする」ことにとどまらず、噛み合わせ・歯の残存状態・生活習慣まで総合的に考慮して、最適な素材と治療方法をご提案します。
「なんとなく銀歯が気になる」「口元をもっと自然できれいにしたい」と思った方は、ぜひ一度、 渋谷マロン歯科Tokyoにご相談ください。
こちらのページもご覧ください。
セラミック治療|渋谷マロン歯科Tokyo
セラミック治療とは?美しさと耐久性を両立する治療法|ブログ|渋谷マロン歯科Tokyo
審美歯科とは?セラミック治療やホワイトニング、歯並びの改善で笑顔に自信を|ブログ|渋谷マロン歯科Tokyo
監修者情報

