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2025.06.26

歯茎が下がってきたと感じたら|考えられる7つ原因と治療法

  • カテゴリー: ブログ 
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こんにちは、渋谷マロン歯科Tokyoです。「最近、歯が長くなってきた気がする…」と不安に感じている方もいるでしょう。
健康な歯は、歯ぐきや顎の骨といった歯周組織によって支えられています。しかし、様々な原因により歯ぐきが下がり、歯の根部分が露出して歯が長く見えてしまう場合があります。この状態を放置すると、最終的に歯を失うリスクも。
今回の記事では、歯ぐきが下がる原因と治療法を詳しくご紹介します。

歯茎が下がる7つの原因

歯ぐきが下がって歯が長く見える現象には、様々な原因が関係しています。主な原因を理解することで、適切な予防と治療につながります。ここでは、歯ぐきが下がる代表的な7つの原因について詳しく解説します。

歯周病による影響

歯ぐきが下がる一般的な原因は、歯周病です。歯周病とは、歯垢や歯石に含まれる歯周病菌が排出する毒素により、歯ぐきに炎症が生じ、歯を支える顎の骨が徐々に溶けてしまう病気を指します。骨が失われると、その上を覆っている歯ぐきも一緒に下がってしまい、結果として歯が長く見えるようになります。これは歯周病の典型的な症状の1つです。

不適切なブラッシング習慣

過度な力でのブラッシングや間違った磨き方は、歯ぐきを損傷させる原因となる場合があります。強すぎる力により歯ぐきや粘膜に傷ができてしまうと、歯ぐきが痩せて下がり、歯根が露出します。歯根の露出は神経に近い部分を刺激するため、知覚過敏などの口腔トラブルも引き起こす可能性があります。

噛み合わせの問題

特定の歯に過度な力が加わると、その部分の歯ぐきに継続的な圧力がかかり、徐々に下がっていく場合があります。特に就寝中の歯ぎしりや無意識の食いしばりは歯ぐきに大きな負荷をかけ、歯肉の弱化や歯周病の進行を促進します。

このような習慣は無意識に行われるため完全な改善は難しいかもしれませんが、マウスピースなどの装着により損傷を軽減できます。

根尖病巣などの歯根疾患

重度の虫歯が歯根部まで進行すると、根尖病巣(こんせんびょうそう)になる場合があります。根尖病巣とは歯根の先端で炎症が起き、膿がたまってしまう病気です。

過去の治療で神経が死んでいる歯にも、同様の状態が発生することがあります。この膿に含まれる毒素が歯ぐきの炎症を引き起こし、歯ぐきを下げやすくします。

遺伝

生まれつき歯ぐきが薄い体質の方は、遺伝的要因により歯ぐきが下がりやすい傾向があります。また「ブラックトライアングル」も遺伝しやすい特徴があります。「ブラックトライアングル」とは歯と歯の間と歯ぐきに囲まれた三角形の空間を指し、歯ぐきが下がる原因となる場合があります。

喫煙

喫煙習慣は歯ぐきが下がるリスクを高める原因の1つです。タバコに含まれる成分が歯ぐきの血行を悪化させ、口腔環境を悪化させます。これにより細菌が繁殖しやすい状態となり、歯周病の進行が促進される可能性があります。喫煙量を減らすことで予防ができるでしょう。

ホルモンバランスの変化

思春期、妊娠期、更年期などのホルモンバランスの変化で歯ぐきが過敏になり、下がりやすくなる場合があります。特に妊娠性歯肉炎は頻繁に見られ、女性ホルモンの乱れによって唾液分泌量が減少し、歯周病菌の活動が活発化して歯ぐきの炎症と退縮が生じます。

歯ぐきが下がった際の治療法

正常な状態と歯周病の状態|歯茎が下がってきたと感じたら|考えられる7つ原因と治療法|渋谷の歯医者「渋谷マロン歯科Tokyo 」

歯周病により破壊された歯周組織は自然回復が期待できません。失われた組織の再生を促進し、溶解した骨の回復を図るために再生療法が実施されます。渋谷マロン歯科Tokyoでは患者様の口腔状態に応じて最適な治療法を選択し、再生治療を行っています。

渋谷マロン歯科Tokyoで行っている治療法は、以下のとおりです。

・GTR法(組織再生誘導法)
・エムドゲイン法

それぞれ詳しく解説します。

GTR法(組織再生誘導法)

渋谷マロン歯科Tokyoでは、GTR法により歯周組織の再生を促進しています。再生を促したい部位に「メンブレン」と呼ばれる膜を設置し、歯周組織が再生するためのスペースを確保しながら治癒を促進します。

リスク・副作用

・手術が難しく、人工膜が露出して歯周病感染のリスクがあります
・痛みや腫れが一定期間続く可能性があります
・再生が成功しない場合があり、歯周病の進行により再び骨が吸収される可能性があります

エムドゲイン法

渋谷マロン歯科Tokyoでは、エムドゲイン法による歯周組織再生治療も提供しています。再生を促したい部位にエムドゲイン・ゲルという薬剤を注入し、歯ぐきの侵入を防ぎながら歯周組織の再生を助けます。

リスク・副作用

外科手術に伴い、歯肉の痛み、腫れ、炎症が一般的な副作用として現れます。
これらの症状は治療直後に発生しますが、治療が進むにつれて軽減することが多いです。

渋谷マロン歯科Tokyoの1day歯周病集中治療について

歯周病の治療をする先生|歯茎が下がってきたと感じたら|考えられる7つ原因と治療法|渋谷の歯医者「渋谷マロン歯科Tokyo 」

通常の歯周病治療では長期間にわたる複数回の通院が必要で、痛みを伴う外科処置も含まれるため、歯科治療が苦手な方には大きな負担となります。また、保険診療では厚生労働省や学会が定めた治療手順に従う必要があるため、以下のような制約があります。

・来院回数と治療期間が長期化する
・総費用が事前に分からない
・使用できる器具や機材に制限がある

そのため渋谷マロン歯科Tokyoでは、ご希望の方に「1day歯周病集中治療」を提供しています。この治療法は、以下のような方に適しています。

・保険診療で治療を受けても改善が見られなかった方
・通院時間の確保が困難な方
・個人の状態に合わせたオーダーメイド治療を希望される方

1day歯周病集中治療の特徴

渋谷マロン歯科Tokyoが提供する「1day歯周病集中治療」とは、1日でほぼすべての歯周病原因菌を口腔内から徹底的に除去し、口腔環境を整備する治療法です。

この治療はFMD(フルマウスディスインフェクション)という1995年にQuirynen医師が発表した有効な治療方法をベースとした短期集中治療です。1回あたりの診療時間は長くなりますが、回数が少ないため、短期間での治療が可能となります。※保険適用外の治療です

1day歯周病集中治療のメリット

・静脈内鎮静により、眠っている間に治療が完了します
・治療中の痛みや長時間の開口による苦痛を感じにくくなります
・歯周病治療のための複数回通院が不要になります
・多忙な方や遠方の方でも治療を受けやすくなります

1day歯周病集中治療のリスク、副作用

・術後には腫れや痛みが発現する可能性があります
・被せ物は一度の治療で完了しないこともあります
・点滴麻酔を受ける場合は食事制限があります
・自由診療での治療となります
・被せ物をした場所は、慣れるまでは咬むと違和感を覚えることがあります

ご希望の際には、お気軽にご相談ください。患者様の状態やライフスタイルに合わせて、最適な治療プランをご提案いたします。

渋谷マロン歯科Tokyo|歯周病治療・再生療法

「歯が長くなった」と感じたら、まずはご相談ください

歯ぐきが下がる原因は多岐にわたります。重要なのは、これらの症状を放置せず、適切な診断と治療を受けることです。

歯周病治療においては、患者様自身によるプラーク除去(セルフケア)と当院でのプロフェッショナルケアの両方が重要な役割を果たします。渋谷マロン歯科Tokyoでは、GTR法やエムドゲイン法などの再生療法から、1day歯周病集中治療まで、患者様の状態やご希望に応じた最適な治療法を提供しています。

歯周病の専門的な知識と豊富な臨床経験を持つ歯科医師が、患者様のお話にしっかりと耳を傾け、1人ひとりに寄り添った丁寧な説明と対応を心がけています。

歯ぐきが下がってきたと感じる場合や歯周病に関する不安、疑問点などがございましたら、どのようなことでもお答えしますので、ご相談だけでもぜひお気軽にご来院ください。

 

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